作品名「Parking Comb」
山田 舞さん
作品コンセプト
理容室と言えば、ハサミとクシ。
クシ、特にコームは巨大化させれば自転車やバイクの前輪がきれいに収まる形をしている。小スペースに、この店舗の景観に馴染む駐輪場を作ることと店舗のアイコンの用途を果たすコーム型の駐輪場を考えた。
高さが目立ちすぎないので景観を壊さないし、通りかかった人にも楽しい気持ちになってもらいたい、その気持ちが詰まっている。
受賞者の声
ご指摘されいてた通り思い付きが大きくて、すごく驚いています。もう少し設置の仕方を練ってくるべきだったと思っています。せっかくの賞金なので欲しかった一眼を買いたいです。
審査員コメント
千葉 学 審査員長
ベタな案ですが、無理していないところがいいですね。それに、クシが変にデフォルメされることなく、クシと自転車置き場が意外といいマッチングをしているところが新鮮です。本当に、最初の思い付きでそのままつくったという、その素直さにも驚きました。
街中にちょっとした笑いがある、ユーモアがあるのはすごく大事なことだと思います。日本は機能を洗練させていくのが非常に得意ですが、ちょっとしたユーモアに欠けています。そのユーモアという点では大変いいと思いました。
手塚 貴晴 審査員
自転車は邪魔者扱いをされがちです。自転車があっても美しく見えれば、邪魔にならなければ、文句はなくなると思うんです。自転車のある街は活気のある街だと思うし、街角にポジティブな視点から自転車をかえしていくことは大事なんじゃないかと思います。
ものすごく単細胞ですが、クシはいいのではないかと。
坂本 力 審査員
少し形を変えるとずっとよくなるのかな、と思いました。クシは気に入っています。