作品名「影絵駐輪場(シルエットパーキング)」
菊地 豊栄さん、杉崎 奈緒子さん
作品コンセプト
この案のきっかけは対象敷地1つ「銭湯 清水湯」に地下駐車場の状況にあり、一般的には地下駐車場は「暗い」「自動車の為だけのスペース」というイメージを逆手に「暗さ」を利用して影絵で駐輪場をつくることができれば新しいし、面白そうと考えた。
受賞者の声
一次応募したときはアイデアだけで、実際どれくらい実現できるのか未知数だったので、通過できた喜びと同時に、これはもう実現性の追求が問われるということで、どうしようと思ったとこから始まった取り組みでした。まずは実現できて良かったですし、それが最優秀を取れたのだと思います。本当に今日はいい一日でした。有難うございました。
審査員コメント
千葉 学 審査員長
悔しいほどに意表を突かれた案です。
地下駐輪場・駐車場は、とかく暗くてなかなかいい空間にならないので、このような影絵があると、空間も魅力的な場に姿を変え、使う人も優しい気持ちで停められる感じがします。そういう意味で、着眼点がすごくいいなと思いました。
これまでとかく「モノ」としてのデザインの善し悪しばかりに目がいってしまっていましたが、そのような中で大変新しい視点を提供してくれましたし、エコな時代にもふさわしいという意味でも影絵がグランプリでいいのではないかと思います。
手塚 貴晴 審査員
現実的ですごくいいですね。悔しいけれど。サンプル制作においても、投射するゆがみまで補正している、レンズが8枚も入っているところもいいです。それをスノーマットで作っているのが更にいいと思います。
坂本 力 審査員
一番印象に残りました。シンプルなのと、地面や壁面でできたりしますし、コラボということも考えられると面白いのかなと思います。